【市民を監視する口実? COVID-19防止に関するモスクワの政策がスゴイ】

モスクワでの新型コロナ(COVID-19)への防衛戦が強力でちょっと怖いくらいです。

ここまでするのか、というところをもってしての制限や自粛に繋げていけるものなんでしょうね。

転じて、日本の取り組み。やっぱりどんな場面を照らし合わせても俯瞰しても甘い、緩いとそんな印象です。
政治だけでなく市民生活においてもという意味でですね。

 
 
 
 
 
 
4月1日の時点で、ロシアは以上記録したCOVID-19の感染者数2,300例、
そのうちモスクワにおいては1,630例。

そこでモスクワではCOVID-19の蔓延を防ぐためのロックダウン実施に向けての、
市民生活にまで介入といっていいほどのオンライン体制を検討しているそう。

 
あるメディアの報道によると、全ての居住者は家を出るたびに自治体などの機関に申請して

「承認を得る必要がある」ということ。

住民は自治体のウェブサイトに登録し写真、住所、その他のデータを提供します。
(日本でいうところのマイナンバーみたいなものでしょうか。)

 
市民が何らかの理由で家を出ようとするとき、それがゴミ捨てでも犬の散歩の場合でも、
ログインして外出理由、どこに行くのか、居住者は目的地の住所を入力する必要があります!!!

 
 
なんてこと。これが管理社会。

 
「わたし、コロナなんてかからないもん」なんてフラフラ出歩く日本人がこれを知ったらどう思うのか。
 

ログインシステムはバーコードを提供するか、
SMSを介してコードを送信しデータ送信がないと警察の端末に反映されます。

仮に警察介入があった場合、市民は家に戻らされるか罰金を科せられることがあります。
会社や企業での作業を許可された人には、オフィスへの往復の単一のコードが発行されるということ。

厳しい〜ですね。
仕事の帰りにちょっとイオンで惣菜買って帰ろう、なんてことも出来ないのか。

 
反面、当局は居住者の地理位置情報データと銀行口座取引を使用して動きを追跡し、
ロックダウンへのコンプライアンス(直訳すると法令遵守)を確保できます。
多くの国がロックダウン制度を課し、自宅を出る住民をチェックする権限を警察に与えています。
この世界的パンデミックのような状況では、課せられるロックダウンは義務ではないとしても政府の権利の範囲内です。

しかし、封鎖はプライバシーを含む権利を侵害するための理由ではありません。

ロックダウンは一時的であり合法である必要があります。

  

そこまでしてしまうと、プライバシーの侵害なのでは??
 
 
オンラインパスシステムでは、当局が個人データと地理位置情報データにアクセスし、
場合によっては銀行データにもアクセスできるようになると、
人々の私生活、協会、活動に関する他の情報を入手できるようになることになります。

つまりはCOVID-19対策の「うちで過ごそう」とは無関係のことになります。

 
ロシアのデジタルプライバシーに関する懸念は
「モスクワの当局者は、有識者からの意見、抗議にもかかわらず、
顔認識技術を備えた世界最大の監視カメラシステムの1つを設置することを進めています。

顔認識カメラが自己検疫下に置かれたすべての人が路上に留まることを確実にするために使用されているので、
システムは表向きはCOVID-19との戦いを助けるためにある。」ということ。

ただ、実績もあって3月18日、モスクワの警察署長であるオレグバラノフは、
監視システムがすでに検疫の規則に違反している200人を特定したとのこと。
今回の動きの中で収集された情報の乱用について重大な監視ということが見えてきました。

 
ですが社会的距離や手洗いなどその他の予防策についての
モスクワの国民の意識向上に大きく付与したものだとする見方もあるそう。

 
当局は感染防止に最善を尽くすべきであり、
人々の銀行記録を覗き見するような不当なプライバシーの侵害があってはなりません。

 
他の国でも居住者が許可を求めるのではなく、
なぜ家を出る必要があるのかを自己申告する必要がありますが、これで十分です。

 
ロシアの権利侵害の実績は、当局がプライバシーを含む公民権の制限と
ウイルスとの闘いの必要性との適切なバランスを達成するかどうかについて疑問を投げかけています。
 
ロシアのCOVID-19と戦うためのその拡大されたテクノロジーの使用が
ロックダウンが終わった後にも終わらないかもしれないという懸念を生じさせているそうです。

 
うん、ロシア。
 
 
 
 
 
やっぱり敵にはしたくない国ですよね。
 
 
 
 
 
 
余談ですが、わたし個人的にロシアの女性とメール交換をしていた時期があって、
毎日自画撮りと家族の写真を送ってくれる妙な関係がしばらく続いていましたね。

 
今、思うとどんなきっかけでそんなやり取りが始まったのか定かではないのですが。

 
とまれ、
 
ファイトです。

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