【介護 あなたが出来ることを増やす】 

 介護職場の中でご利用者さまのできることは何ですか、あるいはケアプランを作成するときにわかること出来ること、
残存能力としてどんなことが出来ますかとよくあります。

 

 反対にその出来ることに対してわたしたち、
あなたがた介助者自身が出来ることを増やすもしくはやれることを続けていくのだというのは何だと思いますかとも聞かれます。

 

 人によって答えはたくさんの意見ありますが、今回はご利用者様がトライする機会をわたしたちが引き出していくと考えてみます。

 

 ご利用者様はやってみたい希望や必要性がある。

 

 例えばベッドからトイレまで歩く、それをどうしたらいい? 

 と考えていくことにわたしたちは慣れてはいるけれども、
ケースによっては介助者からの手助けは雑になってしまいがちになることがあるのが、例えば慣れでね、残念なケースです。

 

 どこまでも上を目指すことよりも、感情の中で踏みとどまり気持ちが寄り添えるの気持ちを忘れなければいいと思えますよね。

 今日は思った以上に歩けはしなかったけれどもまあいいよね、次に期待しよう。

 

 明日も続けようと当事者自身がそう思えているならいいのかも。

 

それに加えてモチベーションを高める働きかけ、わたしたちもアイデア出したのかな、
ただ手順書一辺倒になっていないものか、
評価や観察なんて機械的な記録を残すよりよりヒューマニズムに満ちた視点を改めることにも触れて内省する時間もとっていきたいと思います。

 

 それで次に今回のテーマ「あなたが出来ることを増やす」というお題を職員に向けてみます。

 

 もっと研鑽を積みたいわたしたちや現場の職員にはどんなヘルプを与えられる?

 

 すぐに思いつくだけでも笑顔、理解、共感、未知数の期待。

 あなたならできると思う信頼感。

 いずれこれから携わる現場のリーダーになってくれるはずだよね!みたいな熱い期待もあったりするかもしれません(!)。

 介助スキルが今ひとつな職員に手順を伝えるにも自分の知識を伝えるだけではなくてあなたなら出来る、任せられると思っているよーというその人自身への関心と理解を向けていること。

 

 自分にとって出来て当たり前なことはいったん頭の中でシャットアウトして良い情報だけをチョイスして相手に届ける。

 あなたなら出来る、この言葉は単なる頑張ろうぜ精神ではなくて送り手であるわたしたち自身に向けられた言葉のように感じルことはないでしょうか。

 あなたなら出来ると小さい子供に自転車の乗り方を教えるようなものではなくて、わたしたち自身が伝えることが出来るでしょうという神の見たて。

 神という言葉に語弊があるなら両親でも教師でも友人でもまあ何でもいいです、とにかく身の回りにいてこちらを常に見ている人のこと。

 

 あなたには出来る、やり遂げられたとする成功体験の積み重ねが大きなスキルや武器、つまりは価値や徳になる。

 そんな意識を持つことで仕事の一つとかOJTなんて言い方なんてしなくなります。

 出来る分からせるということはリーダーやマネージャー業務に携わる方にとってすごく精神性の高いことなのだなーと思えてきます。

  大きい評価される成功も目に見えないほどのうんと小さい成功も変わりはない、着実に進んだことに価値がある。

 

 価値、すなわちお金に換えられるもの。

 

 あなたが出来ることを増やす。

 ブレインプログラミングどうこうということはさておき、相手に寄り添うことにどれだけ強いチカラと思いがあるのか、意識ひとつでわたしたちは大きく成長できるのだね。

 あらためて襟を正して背筋も伸ばして仕事しよう、そんな気持ちになったりします。 

 

 リーダー、マネージャー候補必聴のロックソング、中島みゆきさんの「ファイト!」。

 

 歌詞の一字一句を噛みしめ聴いて今日も仕事現場に向かいましょうよ。

 

~ファイト!~

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